「2009年デジタル一眼レフの疑問100」という特集記事を読みたくてつい買ってしまいました。普段、Kiss X2を使って撮影をしていますが、なかなか技術が上がりませんし、デジタル一眼レフ(DSLR)の雑誌やサイトを閲覧しても、わからない単語が結構出てくるのでなんとなくしか理解できません。
そんな中で、この雑誌の特集を見つけました。たとえば、最近良く聞くCMOS型の撮像素子とCCD型の撮像素子との違いとか、2000万画素と1000万画素の違い、EVの意味(F値とシャッタースピードの関係)、フレアやゴースト、解像力や絞ると画質が良くなる理由など、様々な疑問についてわかりやすく説明してくれています。詳しい図解もさることながら、20人ほどの分野の違うプロが自分たちの意見をコメントしてくれています。分野が違うと、どこを重視するのか、プロでも意見がわかれるんだなぁ〜と思いながら面白く読み進めることが出来ました。
特集以外で気になったのが、Nikon D3Xのプレビュー記事。2008年12月19日発売(もう発売されているようですね)の、35mmフルサイズの2450万画素という圧倒的な性能を持っているカメラです。一つ前のNikon D3が1210万画素だったので画素数は約2倍です。でも値段もD3ボディが50万円くらいなのに対して、D3Xボディは80万円くらいします。画素数だけ考えると、35mmフルサイズ、2460万画素のSony α900が30万円で売られていることを考えると、+50万円の価値はどこにあるんだろうか、とシロウトである自分はついつい思ってしまいます。きっと、UDMA対応デュアルCFスロットとか、視野率100%のファインダー、高速起動、高速シャッター、大容量バッテリー、防塵・防滴のマグネシウム合金ボディ、などプロが必要とする性能がいっぱい詰まっているんでしょうね。
このNikon D3Xがいくら高いといっても、300万円以上するフェーズワン(Phase One)などのデジタルバック(6050万画素のP65+とか)の性能に近くなってくれば、D3Xの80万円という値段はけっして高くない、と捉える人もいるのかもしれませんね。特に、商業分野ではコストダウンのために、少しずつ置き換えとかもあるのかなぁ〜と。まぁ、シロウトの考えですが・・・。昔、ワークステーションがパソコンに置き換わっていったようにダウンサイジングの波がカメラの世界にもあるのでしょうか?
最後に、付録のフォトカレンダーには、動物園のかわいい動物がいっぱい載っていますよ!スマイルを題材にしているだけに、動物のアップがなんとも言えません。背景をうまくボケさせたり、水しぶきがはじけている感じ、空間をうまく見せるレイアウト、など、どの写真も印象強いです。早くこういう印象強い写真が撮れるようになりたいです。
デジタルフォト 2009年 01月号
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