avd_r18久しぶりのAndroidネタです。でもBeagleboardの話ではなくて、3月にリリースされたAndroid SDK r17のx86対応についてです。

これまでAndroidアプリの動作確認のためにAndroidエミュレータがひとつの手段だったのですが、これがとにかく遅いので、実際にはターゲットボード上で動作確認することになっていました・・・。

ところが今回のr17では、x86対応のシステムイメージと「Intel Hardware Accelerated Execution Manager(HAXM)」を組み合わせることで、Intel VT技術を搭載したPCで高速なエミュレーションが行えるようになりました。かなり高速なので、IntelがAtomプラットフォーム上のAndroidサポートに力を入れていることが実感できます。Android NDK r6からx86のネイティブサポートがあるようなので、SDK(AVD)、NDKともにx86の環境が整いつつあるのかなぁと感じました。

また、ブラウザアプリも快適に動くので、自分のブログが最近のスマートフォンでどのように表示されるのかを確認する目的でもかなり使えそうです。

ただし、現在利用できるのはAndroid 2.3(Gingerbread)のシステムイメージだけです。Android 4.0(Ice Cream Sandwich)のシステムイメージもまもなくリリースされるらしいので楽しみです。