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脳科学から見た早期教育への疑問点について紹介されています。2015年の本です。

子供が小学校に通い始めると勉強のことが気になってくる親も多いと思います。気になり始めると、早期教育の方が良いのかなぁ〜なんて心配になってきますよね。

脳科学的には、小さいころ(3歳くらいまで)にスマホやテレビばかりで子守をさせておくと、変化ばかり気にする子になってしまうので避けるべきとされています。5歳くらいからはピアノやそろばんが良いそうです。

早期教育よりも大事なことは、両親が仲良くし家族でのコミュニケーションの場を多く持つこと、とのことです。子供は「なんで?どうして?」と好奇心が尽きることはないと思いますが、そういった好奇心に面倒くさがらずに対応するのが大事とのこと。保育園や幼稚園に通うことは知能向上に効果があります。

小学校にしっかり通うことが地頭やワーキングメモリーを鍛えるのに直結すると言います。色々とやるよりも学校に通うことを一番大事にするのが良さそうですね。

この時期に「やる気」を引き出すことも重要です。そのためには、子供に共感して、子供をきちんとほめることが大事です。当たり前だと思って褒めないと子供のやる気が伸びないといいます。

知能といっても、論理数学的知能や言語的知能など8つの分類があります。子供によって、どの知能が得意かも変わってくるようなので、好きだったり得意な知能を伸ばしてあげると良いですね。

就学前にきちんと遊ぶことを覚えないと、発達が不十分で、その後伸びなくなってしまうそうです。遊ぶことはとても大事なんですね。