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ウェブカメラやスマートスピーカーなどの身近な装置が知らないうちに乗っ取られて、日常生活を盗み見られたり、ネット上に公開されていたら怖いですよね。

でも、本書を読むと、それらが実際に行われてるという驚愕の事実を知ることになります。

通常のインターネットの検索で見つかるサイトはサーフィスサイトと呼ばれネット全体の1%程度だといいます。そのほかはダークサイトと呼ばれる一般の方法ではアクセスできないサイトなのだといいます。そこで、上記の乗っ取りのためのツールやDDoS攻撃のツールが安値で取引されているそうです。

そういったツールはセキュリティーが甘い、もしくは、パスワードが初期設定のままのIoT機器を乗っ取り、攻撃の踏み台として使います。

最近は医療機器もネットに接続されることが多くなり、一部のペースメーカーや点滴機などでも至近距離であれば理論上は乗っ取りの可能性があるものも存在するそうです。命に関わるとなると怖いですよね。

2020年の東京オリンピックでは、こういったサイバー攻撃が活発になるとされているので対策が急がれるところです。

日本は欧米に比べるとセキュリティーにたいする意識や対策が遅れているようです。ネットに接続できる、IoT機器、プリンタなどのオフィス機器、スマートフォンがどんどん増えるので、利便性を享受しつつ、対策を取っていくことが必要です。