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働き方改革についての2018年3月の書籍です。

政府の働き方改革の策定にも関わった著者がコンサルタントとして各社の生産性向上に関わった経験を語っています。

高度経済成長の頃は人口もどんどん増える人口ボーナス期で、特に生産性を考えずとも、時間と人をかければ成果が出る時代でした。

ところが今は人口が減っていく人口オーナス期と呼ばれる時期で、一人一人の生産性を上げる必要があると言います。

残業や休日出勤が続くようでは、子育てや介護が必要な現代では人が集まりません。

本書では具体的な生産性改革のツールとして、朝メール、夜メール、カエル会議、が提案されています。

朝に今日の予定を15分単位で記入し、夜に振り返り、差異を確認します。週に一度程度の カエル会議では、毎日の際の理由を共有し、対策を考えます。最初は手間がかかりますが、慣れてくると時間をかけずに実施できるようになり、これらを定期的に実施することで改善できます。

仕事の内容は各社様々なので、それぞれにあったやり方にカスタマイズしながら改善を進めます。各社の取り組みがしょうかいされているので参考になります。